前に書いたChatGPTにOpenAIを使ったアプリを作る方法を聞いてみたでChatGPTについて書きました。
ChatGPTはOpenAIのサービスの一つです。
今回はOpenAIについてもう少し突っ込んで書いてみます。
OpenAIについて
とりあえずChatGPTにOpenAIについて聞いてみました。
OpenAIは人工知能の研究・開発を行う非営利団体です。大規模なデータと計算リソースを使用して、自然言語処理、画像認識、強化学習などの技術を研究し、開発しています。また、研究成果を公開し、普及・普遍化に寄与することを目的としています。
ChatGPT
さらに突っ込んで聞くと、
OpenAIは、研究成果を基に開発した人工知能モデルを提供するAPIサービスを提供しています。それらは、自然言語処理、画像認識、強化学習などのタスクに対応しています。
例えば、GPT-3は自然言語処理タスクに対応した大型の言語モデルで、文章生成や文章の要約などができます。DALL-Eは画像生成タスクに対応したモデルで、文章から画像を生成することができます。
APIサービス以外にも、人工知能に関する情報やリソースを公開し、開発者や研究者が人工知能を使用したアプリケーションの開発や研究をするための支援を行っています。
ChatGPT
とのことです。
最近インターネットで話題のAIと会話ができるチャットサービスのChatGPTやお絵描きAIのDALL-Eなどのサービスを公開しています。
APIの提供も始めたので今後OpenAIを使った面白いサービスがどんどん出てくるかもしれません。
OpenAIのAPIを使うための準備については、OpenAIのAPIキー取得方法やAPIの利用料などの記事にまとめました。
公開中のサービス
いくつかのサービスがOpenAIのサイトで公開されているので簡単に紹介します。
APIを使わなくてもOpenAIのサイト上で体験することができます。
ChatGPT
直接ChatGPTについて聞いてみました。
ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理タスクに対応した大型の言語モデルです。GPT-3の一部として開発され、文章生成や文章の要約、対話などのタスクに使用されます。
ChatGPTは、大量のテキストデータを学習し、人間のような文章を生成することができます。
APIとして提供されており、開発者はそれを利用して、自然言語処理タスクを実現するアプリケーションを開発することができます。
ChatGPT
実際にOpenAIのサイト上でAIとチャットしてみた様子は前の記事で紹介していますので参照ください。
かなり面白いです。
ちょっとした会話や情報提供だけでなく、翻訳をしてくれたり、プログラムのコードを作ってくれたりもできるのでかなり広範囲に応用ができそうなサービスです。
DALL-E
AIが画像を作成してくれるサービスですが、これもChatGPTに聞いてみます。
DALL-Eは、OpenAIが開発した画像生成タスクに対応したモデルです。文章から画像を生成することができます。 DALL-Eは、大量の画像と文章データを学習し、文章の説明に基づいて画像を生成することができます。
APIとして提供されており、開発者はそれを利用して、画像生成タスクを実現するアプリケーションを開発することができます。
DALL-Eは、画像生成タスクに特化しているため、画像検索、画像認識などの画像処理タスクには使用できません。
ChatGPT
これも実際にOpenAIのサイトで試すことができますが、文章でどんな絵を描いて欲しいかを指示すると、それをもとに画像を作成してくれます。
CG風の絵や手書き風の絵や写真のような絵など、指示の仕方でさまざまな絵を描いてくれます。
これも面白いので一度使ってみて欲しいですね。
面白いのに悲しい猫たちのイラストを描いて、と指示したらこんな絵を描いてくれました。
猫と猿の戦いを題材にしたイラストを作成して、と指示したらこんな感じでした。
どちらが猫でどちらが猿か良く分かりませんが。
最後に
OpenAIのAPIが公開されたので、今後ますます盛り上がっていく予感がします。
APIを使った新しいサービスがどんどん出てきてくれると面白いことになっていきそうです。
ChatGPTを使っているとSiriやAlexaなどとの会話よりも自然で密な会話を楽しめます。
色々な活用アイディアがでてきそうで、特にエンターメントの分野とは相性が良さそうです。
先日、エンターメントコンテンツを発信しているバズフィードという企業が、コンテンツにChatGPTを活用する計画を発表して株価が急騰しています。
マイクロソフトもOpenAIに数十億ドルの投資をしたりして、OpenAIという企業は何かと注目を集めています。
一方でChatGPTの情報の信頼性はまだまだという感じで、間違った情報を答えてくることも多々あります。
ChatGPTで得た情報をビジネスで使う場合などは、別途きちんと裏どりをする必要がありそうです。
将来ChatGPTから得られた誤った情報がネット上に溢れていったとしたら、真偽の確認をすることは難しく、なかなか厄介なことになりそうです。
テック企業では脅威と捉えられている向きもあります。
とくにGoogleなんかにとっては結構な厄介な相手になりそうです。
ネット上の情報がChatGPTから作られた誤った情報で溢れていくと、間接的にGoogleのコアサービスである検索サービスの信頼性も損なわれていく可能性があります。
逆にChatGPTの情報の信頼性が向上すると、真っ向からGoogleと対抗する競合サービスとなる可能性もあります。
Amazonでは社内秘の情報がChatGPTのレスポンスから得られたことがあったそうで懸念されています。
相手がAIなので気を許しちゃいそうですが、安易に重要情報などをChatGPTに書き込まないように気をつけましょう。
ChatGPTを論文を作るのに利用することもできますが、大学などはChatGPTの使用を禁止にするところも出てきているようです。
DALL-Eに関しては著作権の問題も気をつけた方がいいかもしれません。
これについてChatGPTに聞くと、
DALL-Eは、文章から画像を生成するために使用される技術であり、生成された画像についての著作権は、生成された画像を作成した人に帰属します。
OpenAIはDALL-Eを提供するだけで、生成された画像に対する著作権は持っていません。 DALL-Eを使用して生成された画像を使用する場合は、著作権に関する法律に従って使用しなければならないことに注意してください。
生成された画像の使用には、著作権に関する法律に従って使用することが必要であり、具体的には、著作者の許可やライセンスの取得、または公共ドメインなどの特別な規定に従うことが必要です。
また、訓練データに含まれている画像の使用についても著作権に関する法律に従って使用することが必要です。
ChatGPT
ということで、すくなくともDALL-Eが作成した画像の著作権はOpenAIでは所有しないようです。
とはいえユーザーが作成した画像でもないので、ユーザーに著作権があるかというと、それもなさそうです。
という感じで、いろいろと扱いの難しいところはありますがOpenAIは要注目の会社とサービスです。
上手く使えば、仕事の効率化に一役かうサービスになりますし、ビジネスにもなりそうです。
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