VMware Fusionが無償化
少し前にParalles Desktopを試していたのですが、試用期間が終わり購入のタイミングをはかっていたところにVMware Fusion無償化のニュースがありました。
まさかの無償化!
Paralles Desktopの記事を書いていた頃は、VMwareがブロードコムに買収されて今後のVMware Fusionの先行きが不透明ということで敬遠してたのですが、まさかの無償化といういうことで使ってみました。
VMware Fusionのインストール
VMware Fusionは公式サイトからダウンロードしてインストールすることができます。
ダウンロードするにはあらかじめアカウントを作成しておく必要があります。
アカウントは簡単に作れるのでダウンロード前に作っておきましょう。
僕はM3のMacBook Airの環境にVMware Fusion proをインストールしました。
Windows11の仮想マシンをインストール
Paralles Desktopのときと同様にWindowsはARM版をインストールして使うことができます。
Windowsのインストール自体はParalles Desktopの時と同様に簡単にできます。
メニューからMicrosoftからWindowsを取得を選んであとは指示に従っていけばインストールできます。
仮想環境が出来上がったら早速起動してみたらと普通に使えそうです。
ただパフォーマンスはParalles Desktopと比べると重い気がします。描画周りが遅いのかもしれません。
他にもParalles DesktopとVMware Fusionを比べると、Paralles Desktopの方が便利なツールが用意されていたり、ソフトウェアの互換性も高く完成度が高いと感じました。
特に母艦側との連携機能がParallels Desktopでは強力で、MacでWindowsを使いたい人には便利だと思います。
ただ個人的にはParallels Desktopのてんこ盛りの機能はやや持て余し気味で、余計な機能のないVMware Fusionの方が使い勝手が良い気がします。この辺は好みと用途によると思います。
ぼくは普段使いではなく、開発の検証用なので、よぶんな機能があっても逆に邪魔なんですよね。
ソフトウェアの互換性はどちらも普段使っているソフトウェアは概ね問題なく動作しそうでしたが、Parallels Desktopで動作したゲームがVMware Fusionでは動かなかったりというのがありました。たまたまかもしれませんが、おそらくParallels Desktopの方が互換性は高いのではないかと思います。
どちらを使うかは用途にもよりますが、僕のように開発用途で検証のためにときどき使う程度なら、まずは無償で使えるVMware Fusionを使ってみるのが良いのではないかと思います。
Macの仮想環境について
Macの仮想環境も使ってみたいところですが、VMware FusionにMacOSの仮想環境を作る方法が分かりませんでした。
仮想マシンを作成するメニューでそれらしいものが見つかりませんでした。
MacOSインストール用のipswファイルから作成できるのかと思ったのですが、どうもVMware FusionではApple SiliconのMacで使用するにはまだ制約があるようです。
このへんがParallels Desktopの方が先を行っている感じですね
ただ、いずれにしてもParallels Desktopを使ってみたときに分かったように、MacOSの仮想環境ではAppleIDが使用できません。
このため、AppStoreからアプリをダウンロードできなかったりiCloudが使えなかったりするので、いまのところは仮想環境ができたとしても使い勝手は微妙なものになりそうなので様子見です。
AppleIDが使えないのはApple側でかけている制約のようなので、Parallels DesktopでもVMWare Fusionでも今のところ我慢するしかなくAppleの対応待ちです。
ただし、今年のWWDCで次期MacOSの「Sequoia(セコイア)」では仮想環境でのAppleIDの使用が解禁されるとの発表されています。
まとめ
いまのところ、やはり使い勝手、機能、パフォーマンスのどれをとってもVMware FusionよりParalle Desktopの方が優秀なようです。
VMWare Fusionは無償で使えるようになっているので使ってみる価値はありますが、用途によっては役不足かもしれません。
無償のVMware Fusionをブロードコムがどこまで本気でサポートしていくのかというところも気になるところです。
VMware Fusionで用が足りるなら使うし、そうでないならParallels Desktopを買うことを考えるという順番になりますね。
VMware Fusionでは役不足ということが分かった時にParallels Desktopを検討してみれば良いのではないでしょうか。Parallels Desktopの評価期間も2週間ほどあるので購入するかを検討するのには十分な期間があります。
僕は少なくともMacOS 15(Sequoia)が正式版になる頃まではVMware Fusionの改善を期待して待ってみて、期待だおれだったら改めてParallels Desktopの次期バージョンの購入を検討しようかな。
おそらくMacOS Sequoiaの正式対応はParallels Desktopの次期バージョンからになると思います。
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